明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

大河ドラマ

おんな城主直虎/第41回 感想

直虎が城主になった前後からの出来事がいっぺんに思い出されました。1回も逃すことなく見続けてよかった。 いつの間にかノブと打ち解けて話が弾む万福。これは紛れもなく玄蕃となつの遺伝子だ。政次もそつなく会話できるかもしれないが、初対面であんな楽し…

おんな城主直虎/第40回 感想

大人はそんなにズルくはなかったようです(和尚様を除く)。 直虎が目の前にいると中2病の発作が出るのか、虎松。殿に対してただの百姓だの、もう当主でもないくせになどと、イキがって見せた直後に家康登場。家康は直虎を井伊殿と呼び、中へ招き入れる。そ…

おんな城主直虎/第39回 感想

虎松、濃いキャラクターで遠くから見てるぶんには面白いけど、身近にいたら面倒くさいクソガキです。両親と井伊家の人々の良いところより、ダメなところのほうを多く受け継いでいるんじゃないでしょうか。これまでとこれから先の亥之助の苦労を思うと、泣け…

おんな城主直虎/第38回 感想

今度こそ叩きのめされる回になるのかとビクビクしてたら、全然そんなことなかった!どん底は34回の堀川城の惨劇だったのか。あとはもう、ただ上がるだけということでいいんでしょうか。 単身、信玄の元へ乗り込む和尚様。すごい度胸だけど、領地の安堵と家名…

おんな城主直虎/第37回 感想

軽いノリで始まったけど、どこで落とされるのか、突然惨劇モードに切り替わったらどうしよう、などとドキドキしながら見ておりました。サブタイトル「武田が来て火を放つ」ではなくて「武田が来るから火を放つ」でした。やられました。しばらくぶりに前向き…

おんな城主直虎/第36回 感想

井伊家が終わりましたが、単に直虎が不甲斐ないということではなく、究極の選択でご先祖より生きている人を優先した、と受け取りました。それはある意味、現代的な感覚かもしれないけど、僧侶で竜宮小僧という属性からすると違和感ないです。 乱世において兵…

おんな城主直虎/第35回 感想

直虎だけでなく井伊谷みな、どん底から浮上しつつある、だから「蘇りし者たち」なのね。 頭だけでも生きていてよかった。頭によって直虎の生きる気力が蘇った。鶴とおとわは正反対の性格の相棒だったけど、尼小僧さまと頭は似た者同士なんだな。感情表現がは…

おんな城主直虎/第34回 感想

井伊谷という小さな世界からはひとまず嵐は過ぎ去りましたが、外は大変なことになっています。 政次の命を最も有効に使うためには、直虎自身が直接手にかけるのがいい。碁を指すときのように理詰めで考えた結果だが、心情的には受け入れ難いことだったのね。…

おんな城主直虎/第33回 感想に代えて

衝撃が大きくて、感想がまとまりません。(政次ーーとか、頭よく言った!とか、なつさん尊いとか、尼姿の殿は美しいとか、ぶっ壊れたアホみたいな文しか出てこない)なので、ドラマの実況+妄想と先代の妄想を感想の代わりにしました。 直虎 その胸を一突きし…

おんな城主直虎/第32回 感想

先のことを考えなければ、この回だけを見れば、希望の光を見た回でした。視聴者は史実を知ってるから、あれにもこれにも死亡フラグを見てしまうけど、ドラマの中の人は、みんな揃って生きる気でいる。 小坊主な虎松がなんかすごくかわいい。次郎もそうだった…

おんな城主直虎/第31回 感想

もう怒涛の展開で、どこから感想を書いたらいいか分かりません。ただ、すごく苦しいストーリーではあるんだけど、あまり悲壮な気持ちにならないのは、井伊の家中がそろって、未来を信じてるからなんだろうな。誰も捨て鉢にならないのは殿の人柄のおかげか、…

おんな城主直虎/第30回 感想

本当にこれで直虎と愉快な仲間たちのお話は、終わってしまったのですね。 今回、一番苦しかったのは方久だった気がする。氏真から話を切り出されて、とりあえず受け入れないわけにはいかないよね。自分の商売もあるし、井伊家に奉公する前からの使用人の命と…

おんな城主直虎/第29回 感想

しのと虎松の回でした。直親にすけこまされ同盟の直虎と張り合う必要がなくなって、しのは憑き物が落ちたように感じました。 直親も先走りして墓穴を掘ったので、大丈夫か直虎と思ってたら、やはりしくじった模様。人質お願いに直虎が対面した時のしのの正論…

おんな城主直虎/第28回 感想

デスノートがまさしくデスノートでした。 今回の始まりは、未来への夢と希望が詰まった、新築祝いの場面。ムダに史実をググったりしなければ、陽気な気賀の町衆や中村屋、銭の犬の道を正しく邁進しようとする方久や、穏やかな表情の龍雲丸の様子を堪能できた…

おんな城主直虎/第26回 感想

井伊家と家臣団はなんだかんだあっても、みんな揃って同じ方向見ているし、殿のために骨身を惜しまない、という感じになって何週も経ちました。最近この安定感みたいなものに慣らされて、見終わった後に書かずにいられない衝動性が不足中です。でもその分、…

おんな城主直虎/第25回 感想

恋愛、忠義、家族愛、友情といった単純な言葉では言い尽くせない、いろんな思いが織り合わさった回でした。井伊の家中、劇中時間ではしばらくぶりの龍雲党まで、みんな同じ方向を見ている。 お寺で子供たちを相手にしている政次は見ていてホッとする。子供の…

おんな城主直虎/第24回 感想

サブタイトルにあった「さよなら」は龍雲丸やたけが井伊を去るということだけでなく、猪突猛進少女おとわとの惜別を指していたのですね。 信長の前で小物感たっぷりの豆狸・家康、いいなぁ。この人がああなってこうなって、ついに太平の世を作るのだと思うと…

おんな城主直虎/第23回 感想

先週のラストから予告を見て、これはもしかして井伊が周囲から付け入る隙を与える緒になってしまうのかも、と暗い気分だったのですが、全然そんな話ではありませんでした。今回もほのぼの回! 近藤さんに問い詰められて、直虎自爆。フォローする六左。之の字…

おんな城主直虎/第22回 感想

ラブコメ全開。もちろんそれ以外の要素もある。が、ラブコメに全部持って行かれてしまいまいました。 龍雲丸にうっかり直親を重ねてしまったのと煩悩が渾然一体となり、大変なことに。実は武家の出らしい→なぜ盗賊団の頭なのか→もしや亀と同じように出奔した…

おんな城主直虎/第21回 感想

母からはイノシシと言われ、義理の娘になって間もない女の子からは、もうちょっと考えろとたしなめられ、乳母からは古い方の姫様と言われてしまう直虎ちゃん(アラサー)。やっぱりおとわのままで領主をやってる模様。でも人材もお金も足りていない領主だか…

おんな城主直虎/第20回 感想

先週以上のコメディ回になるとは思いませんでした。直虎、墨染の衣の時は坊さんらしく思慮深く落ち着いた雰囲気もあったのに(第10回で奥山殿を殺めてしまった政次のため動くときとか)、城主になったらおとわ風味がどーんと強烈になってませんか。 元々今川…

おんな城主直虎/第19回 感想

コメディ回で、なんだかみんな可愛かったです。最初から最後までわいわい言い合いしてるのに遠慮がなくなって、どんなに喧嘩腰でも視聴者は笑って見ていられる幸せ。井伊谷の外では不穏な空気が漂っているけど。 今川館で氏真の御前に並んだ方久と政次。どち…

おんな城主直虎/第18回 感想

和尚様がお膳立てしたとはいえ、政次の意図について直虎が自分で気がついた形になったのはよかったです。おとわも鶴も生まれた時から知ってる和尚様だからこそ、ですね。 未完成の種子島を今川に売りつけて形勢逆転どころか、残りの費用まで出させるとは、さ…

おんな城主直虎/第17回 感想

もう次回の予告に全部持ってかれてるんですが、しっかり堪能するために今回を振り返ります。 やはり脳筋の血筋なのか、直虎。種子島、いくらなんでも殿の一存で配備だの作製だの決めていいのかと思ってたら、最も重要な費用は方久持ちだったでござるよ。あと…

おんな城主直虎/第16回 感想

気がつくといつの間にか勢力図というか、人の心が変わりつつあるのに、わかってないのが殿だけになってしまいそう。 中野は以前に写経の件で直由が政次に対して「かわいいところもあるではないか」と言ったぐらいなので、直之も同じように自分の目で見た政次…

おんな城主直虎/第15回 感想

色々ありましたが、個人的にはなつさん尊い、に尽きました。 しの「自分の言うことは誰も聞かない」って、自覚あったのね。切ない。妹の方は夫に愛されていたし、出来る女子だし……。長女としても正室としても厳しいことばっかりだわ。だからと言って、仏頂面…

おんな城主直虎/第14回 感想

こんなに前向きな感じで終わった回はなかったのではないでしょうか。 だが、しのは相変わらず。祐椿尼への対応もあんまりで、正室の役割も井伊の未来も何にも考えてなさそう。直虎、直親との三角関係についてはしのに同情する。が、母がこんな情けない有様で…

おんな城主直虎/第12回 感想

きれいさっぱり誰もいなくなってしまいました。残ったのは女子と坊主だけでした。虎松の後見ですが、残った人々の中では、もしかして千賀母上が一番適任なのではないだろうか。 直親と従者の亡骸を前に、しのは八つ当たり的に次郎のせいにし次郎は自虐状態。…

おんな城主直虎/第10回 感想

直親と政次が多少は本音で話せるようになりました。幼なじみに戻りつつあります。次郎も人目につく働きはなくても、立派な竜宮小僧でした。細かい気遣いの積み重ねで人を動かす、直盛父上はこんな当主だったのかも。 奥山父が亡くなったことで、直親は実父の…

おんな城主直虎/第9回 感想

哀しみをかみしめる暇もなく、案の定もめる井伊谷。これでは殿が浮かばれない。 そんな中でも凛とした千賀母上。涙を見せずに殿の首をきれいに整え、討ち死にした家臣の家族を心配し文を送る。そんな母上宛てに慰めやお悔やみの文を送る人は誰だろうと考えて…