明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

おんな城主直虎/第4回 感想

子役で4回分、ネットでは賛否両論でしたが、私は結構好きでした。もう少し見ていたい気もしましたが、あともうちょっと〜と思うくらいでちょうど良いのかもしれません。
おとわのキャラ立てだけでなく、この先の鶴丸のエピソードに説得力を持たせるために、子供時代に時間をかけることが必要なんだろうと想像してます。

  • ご隠居様は柱に縛り付けておいた方がいい物件でした。
  • 千賀母上、褒める、おだてる、叱るのコンボが素敵。おだてられて、すぐその気になるおとわ。
  • 直盛父上、半分くらい覚醒。ギリギリで全てを立てた感じ。ご隠居様が暴走するのは困る、押さえ込めば家臣が納得しない、太守様の心証も考慮しなくてはならない。これが安房守だったら、和泉守はさっさと斬り捨て太守様にはしれっと作り話で取り繕う、とかやりそうだけど、はったりが家風な御家があちこちにあるのはイヤだな。良くも悪くも純朴なのが井伊家の家風。
    枯れた生け花のカットが不穏だった。
  • 猪突猛進で、まだアホな子のおとわ、周りに叱ったり教えたりしてくれる大人がいるし、なんだかんだ言って幸せな姫様だ。大人だけでなく、鶴も意見してくれるし。
  • 托鉢の件は修行というより、領主教育の第一歩だったのかな。蕪盗み食いしたのはちゃんと謝りに行ったのだろうか。鶴との会話の感じから謝ったと思いたい。小さいめ以子も食い意地の張ったアホの子だったなあ。
  • 鶴丸は今回もやっぱりかわいそうだった。現代風に言うならアダルトチルドレンまっしぐらですよ。戦国時代の跡取息子とはいえ、まだ元服前だよね。父上はホントに時々でいいから子供扱いして、思いやりのある言葉の一つくらいかけてやってもバチは当たらないと思うの。思ってるだけじゃ、伝わらないことはあるんだよ。大人になるのが早い時代だし、いつも優しい必要はないんで、ここぞ、という時だけでいいから。あの自己肯定感の低さからして、物心ついて以来、親から優しくされた記憶が一切ないんじゃないかと心配になる。
  • 父上→鶴は同族嫌悪、ってのもあるような気がしてきた。決して愛情がないとは思わないけど。
  • 今回、意外にも鶴を真っ当に子供扱いしてくれたのは直盛さんでした。鶴から父を奪いたくなかった、って。

予告の亀がすごく軽い男に見えるんですが。儚げな美少年に何があったのでしょう。