明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

春のこの時期になると思い出す

今週のお題「これって私だけ?」

こんなアホは私だけ?だよね……というネタ。もうずいぶん前、確定申告書は手書きのみだった頃のこと。アホはアホなりに手引きや見本と首っ引きで、やっとの思いで書き上げた。計算ミスには細心の注意を払って二度三度と検算し、文字の書き間違いを防ぐため、下書き用の用紙を埋めた後、それを見ながら本番用紙に鉛筆で薄く下書きしてからボールペンでなぞった。アホはこのくらいやらないと、とんでもない書き間違いをやらかすんである。細かい作業の連続に頭は沸騰寸前だったが、なんとか1文字も間違えずに清書完了。「やれば私だってできるじゃん」とささやかに自信回復しつつ、ポストに投函してあとは還付金を待つだけとなった。たしか2週間か3週間後だったと思うが、ちゃんと税務署から振込のお知らせはがきも届いた。

だがしかし、期日が過ぎても振込がない。一日二日くらい遅れることもあるのかな、還付金受け取る人はいっぱいいるんだろーし、と最初は深く考えなかった。が、10日過ぎたくらいで、嫌な感覚がわきあがった。やっぱ、何かやらかしたんだわ。

お知らせはがきが届いたということは、提出した書類の内容にミスはなかったはずなんだけど。はがきを穴があくほど見つめる。そして、間違いを見つけた。それは銀行の口座番号。バカすぎる、粗忽者にも程がある。口座番号の欄は返してもらう側の人間にとって、一番肝心な箇所だよ。あれだけ下書きしてもまだ間違うって、どうよ。もう人間止めたくなった。

こういうとき税務署はなんにも連絡してきてくれたりはしないんだな。電話して現状を説明したら、数日で振り込まれた。税務署の人に怒られたりしなかったのだけは救いだった。今はネットとパソコンで書類が作れるので書き間違いを直すのも簡単、昔に比べたらちょっと気楽。