明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

麒麟がくる【感想】第3回 美濃の国

斎藤さんちがイヤすぎる。明智さんのお宅がほのぼのとしているので、余計にしんどいです。正室の影が薄いのは、体調がすぐれないからでしょうか。

  • 51回も十兵衛くんが帰蝶さまにすごろくで負けた話。最初は年下のいとこに手加減してあげたのが、だんだん帰蝶さまが強くなってしまい、本気でやっても勝てなくなった……って感じで想像してみました。
  • ブラック道三はかっこいいけど、人望がなくて戦以外では人を動かすことができないらしい。何か言っても国衆は乗ってこないそうで。そりゃ「国衆だっていろいろ感じるところはあるんだよ」と思う井戸の底の民のワシ。
  • 土岐頼芸も道三に負けず劣らずめんくさそうな人だ。頼芸より扱いやすそうな人だから頼純を傀儡に仕立てたんでしょう。しかし、操り人形が都合よくずっと操り人形でいてくれるわけじゃなかった。「操り人形に毒は盛りませぬ」発言は、いかにもダークヒーローっぽいけど、道三の限界も見えたような。
  • 斎藤さんの家の中が安泰じゃないから、嫡男・高政が頼芸に惑わされるんだよな。高政の母上の深芳野がもっと政治的で野心的な女性だったら、息子に見せる態度も違ってくるのだろうが、あえて目の前のことしか考えないように刹那的に生きる人かも、と思った。
  • 十兵衛くんと高政が緑の中を馬で進む風景がきれいでした。高政はここまで父上からアホな息子扱いされてた感じでしたが、全然アホの子じゃない。父上よりずっと物を見る力があって、いい守護代になりそう。頼芸の言葉に乗せられてしまうのは若さと家庭環境のせいであって、しかたないところでしょう。
  • だが、ばりばりと不穏なフラグ立てすぎ! 

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今回は深芳野がインパクトありました。母としてはどうかと思うキャラですが、実際のところ、この人には政略結婚のコマや人質より、ずっと低い価値しかないわけで「悲しき側室」というキャッチコピーが辛い。