明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

麒麟がくる 第1回 光秀、西へ

ひさしぶりに感想書きたくなりました。

戦闘シーンからはじまって、主人公がはじめて外の世界と直に接して、タイトル回収と勢いのある展開でした。

「おんな城主直虎」や「平清盛」のように子供時代がストーリー上、重要なら子役の話が長くても良い。けど、この光秀は現時点では、利発で剣の腕もある、でも特別なものは何もない普通の田舎の若様だから、子供時代をドラマにする意味はあまりない。主人公より、世相や風俗の方が印象深い第1回でした。

  • 色々言われてる色の問題だけど、衣装の鮮やかな色はありだと思う。京の都が荒れ果てるほど狂った時代に合ってる。けど4Kと地上波で色域が違うために変になってるのは、できれば調整してほしい。田畑の緑が不自然なのは、やっぱりよろしくないです。あと、光秀が夕飯食べながら母上と話しているときの背景に映っている夜の庭が、はめ込んだCGみたいなのも気になった。庭だけが階調が潰れたように見えた。赤や橙、紫より緑〜青の方が色域の差が大きいので、こんな映像になってしまうのだろうか。室内や建物はそんなに変な感じはしない。
  • その衣装ですが、十兵衛くんの着物はどれもすっきり色鮮やかな水色〜緑。フォーマルな時も普段着も色使いは同じで、生地は軽そう&安そうな麻みたいな風合いで、いつもよくはためいている。道三はじめ偉い人たちの着物は色は地味めでも、どっしり・しっとりした正絹でツヤがある。この差がなんか好き。
  • 菊丸のテロップが主人公、ヒロインに続いて3番目だった。芸人枠の癒しキャラだとばかり思ってたが、そんなに需要な役なんだ。どんなふうに絡んでいくんだろう。
  • 十兵衛くん、口軽すぎ、酒癖悪い。松永さまが意外に悪い人じゃなくてよかったな。このまま良い人のままのはずもないけど。
  • 帰蝶さま、男勝りな姫の感じがよかった。時代劇初出演だそうですが、いつもながらNHKのキャスティングは侮れない。

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ブログは最終回まで続けられるかわからないけど、番組は最後まで見続けられそうです。

 

 去年のは、主人公が東京に出るところまでは楽しく見ていました。その先は人が集まるシーンでは、いつもやかましいのが我慢できず、第2部の始まったところで脱落。もちろん怒鳴るキャラがいて良いが、全員怒鳴らなくてもいいじゃん。
でも勢いがあっていいと思う感覚も理解できるので、好みは人それぞれ。全員に好かれようとする作品は、結局つまらないものになってしまうしね。