おんな城主直虎/第8回 感想
次郎法師だけは死にそうな目にあいましたが、井伊谷は全体的にまったりモードでした。閉じた世界での一族内騒動。跡継ぎができるかどうかは確かに重大問題ですが、他所との駆け引きではないから。
刃物ちらついたりして物騒だけど、あまり陰湿な感じにならなかったのは、しのさんが感情全開にする人で、対する次郎法師も負けてなかったからでしょうか。先週の直親VS政次に比べたら、ずっと後味がさっぱりしてます。出家して14年も経ってるのに、俗世のおなごと本気で喧嘩する尼さんてどうよ、と思わないでもないが、これが良くも悪くも次郎という人なのですね。全力でぶつかったからこそ、最後はなんとか収集ついたのではないかと思います。
- 次郎法師も頭に血が上って単純に突っ走るあたり、やはり井伊家の人だった。激昂したしのさんに、売り言葉に買い言葉的に父上母上に言いつける、ってのは言っちゃいけないよな。
- でも「ため息をつくな」と直親に怒りの言葉を叩きつけたところは、すっきりした。
- 次郎法師は直親に未練があるのか否か。直親は未練タラタラだが、次郎はもうあまりなさそうな感じがしたのですが、どうなんでしょう。
- 夜中に家を抜け出して次郎に謝りに寺までやってくる直親(未練タラタラ)。しのさんが眠ってから来たから大丈夫……じゃないでしょ。ふと目が覚めた時に横にいなくて、トイレ行って戻ってくる程度の時間が過ぎてもまだ帰ってこないよ?ってなった時の方が、ずっと恐ろしい。
あるいは、先に寝てていいよ→しのさん訝しく思いながら寝室へ→寝室の明かりが消えた、眠ったらしいから出かけよう、のパターンだったら直親アホすぎる。この場合、しのさんは暗闇の中で耳に全神経を集中していて、一睡もしていないだろう。
直親が全く信用できない人物なので、こんなどうでもいいような妄想が次々と湧くのだ。 - 直親、どこまで分かったかな〜〜と心配だったが、最後のとこで、しのさんと二人で話し合って今後どうするか結論出したから、少しは理解したのだろう。
- 竹千代改め元康と瀬名様が癒しでした。とても良い凸凹カップルです。憧れの美しいお姉さまと思いがけず結婚できて、その妻に尻叩かれるのがまんざらでもなさげな元康くんがかわいい。ついでに2代目竹千代もかわいい。とりあえず先々の史実は置いとくことにする。
- 中野さんは脳筋ではなかった。兵站を語ってた。明るく飄々としていて、融通の利く人という印象になった。
井伊家の家臣はあまりキャラが立っていなくて、みんな等しく脳筋のイメージだったが、これから少し区別できそう。 - 政次は今週はあんまり不憫じゃなくて安心した。次郎法師が売却依頼した鼓については、私も「売らずにこっそり持っている」派です。
- 玄蕃くんとなつさんは、プレッシャーとかストレスとか無縁のカップル。赤ちゃんできるかどうかで、しのさんとの違いはこれが大きいんじゃないかと。
今週でこのまったりモードとはお別れですね。
真田丸の小話をまた書き始めたので、今週は落書きはやめました。
同じテキスト量でもゲーム同人の時より時間かかります。
時代劇風味でも江戸っぽい(ちゃんとした知識はないので、なんとなく雰囲気で)言葉はダメだろう、と悩みだすと全然進みません。もう類語辞典がないと生きていけない。