明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

おんな城主直虎/第27回 感想

男が誰もいなくなったマイナス地点から、コツコツ積み上げ、とうとうここまで来ました。もう脳筋一族の影はないどころか、誰の恨みも買わずに(去年の昌幸パパとは違う大事なポイントだと思うの)まんまと城を手に入れるって、真田家より上を行ってるんじゃないか。

  • 方久、有能。策や言葉を操る有能さではなく、人を見る目があるのね。ああいう風に持っていけば関口様が堕ちるとわかっていた。相手を間違うと不興を買うところだ。
  • 今週のクライマックスは、何と言っても「おとわが気賀を取ったぞ」と、鶴が御初代様の井戸の前で亀に報告するところでしょう。戦をしないで、弱小の井伊が消耗することもなく最高の形。ちょっと前の回で政次が「戦はしないに越したことはない」というような意味のことを言ってた……ような記憶が。
    そして、その様子を和尚様だけがこっそり見ていたところまで込みで、涙腺が刺激されました。もうすぐ政次は退場してしまうのでしょうが、井伊谷を守って、精一杯生きた後に親友の亀に会いに行く、と思えば悲しくない、かもしれない。
  • 辛いな、氏真ぼっちゃん、上の世代が偉大だったから。単なるあほボンだったら、あんなに荒れるはずもない。何だか、間の悪い去年の秀次様を思い出してしまった。
    大方様がいなくなった時が腹をくくる時なのかも。
  • 自由という言葉にどこか縛られていた龍雲丸。今回でこの人の初登場からの心情が腑に落ちました。
  • ピカピカ新築の湖上のお城。開放感があって、真新しい木の香りが漂ってきそう。

次回の「死の帳面」て、誰が誰のことをデスノートに書くのでしょうか。