明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

おんな城主直虎/第19回 感想

コメディ回で、なんだかみんな可愛かったです。最初から最後までわいわい言い合いしてるのに遠慮がなくなって、どんなに喧嘩腰でも視聴者は笑って見ていられる幸せ。井伊谷の外では不穏な空気が漂っているけど。

  • 今川館で氏真の御前に並んだ方久と政次。どちらも知恵の回る同士だけど、性格の違いが面白かった。意味なし軽口の方久を無理やり押さえつけて、太守様に頭を下げさせる政次(苦労人)。これはこれでいいコンビじゃないか。そして相変わらす氏真くんはノリが軽い。
  • 木を盗んだ賊を待ち伏せる直虎、直之、傑山の図が妙に好きです。菰をかぶった小山が3つ〜。
  • 六左と政次の組み合わせも良い。妹が慕ってる義兄上だしね。詰め寄られると六左の人の良さが際立ちますわ。
  • 「女は血など見飽きておるから〜」など、直虎はいつも自分の女性性を否定しないのね。男であったら、と思ったこともあったけど、それでも男になろうとすることもなく女子のまま領主をやっている自己肯定感が羨ましくもまぶしい。傑山が牢屋の盗人に語ったように、お家のためにすべてを差し出す生き方をしてきたけど、自分の根本はしっかり保っている。父上が小さなおとわに「後を継ぐか?」と言ったり、平和になったら辻が花を着せてやりたいと思う人だったからな。
  • などというめんどくさい感想は置いといて、このシーンで鶴と呼び、政次は一人称俺のタメ口になるところが、当然今回最大の萌えポイントでした。