明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

おんな城主直虎/第13回 感想

雰囲気が明るくなって、笑えるところもあって、やっと一息つけました。
直虎はっきり言って頼りない城主だけど、変化を恐れないところがとても快いです。

  • 家臣団(と言えるほど人数いないないが)も次世代に。子世代は政に多少は関わっていたかもしれないが、 核心(借金まみれな件)については知らなかったのか。親世代は戦に出る前に、ここらへんについて何も引き継ぎしなかったなら、脳筋と言われても仕方ないような。せっかく先週、株を上げたのにな……。
  • 城主として直虎の強みは百姓たちの竜宮小僧をやってたこと。家臣たちより領民の暮らしを理解してるはず。しかし、百姓のお母さんに心配されるほど酒飲んでたのか。井戸のところで一人酒にとどまらず、道端で大虎になってた、とか?
  • 中野直之はワンコみたい。文句があってもうるさくても、陰口でなくはっきり物を言うところは良いなあと思う。父も小野が気に入らないとき本人目の前にして怒鳴ったり、写経の一件ではやはり直接「可愛いところがあるではないか」と言ってみたり、そういう血統なんだな。
  • 奥山六左衛門次男だったのに、当主をやらざるをえない状況になってしまい迷走中、って感じでしょうか。
  • 瀬戸方久は最後まで味方でいてくれるのか。
  • 今川に付いたふりをして何やら色々と考えてそうな政次。寿桂尼と命がけの知恵比べ。バレたら問答無用の成敗エンド。でも昔のように周囲の好感度など気にしてないと思われるので、これはこれで良いのかもしれない。

先週の次郎法師は、実のところあまり好きになれなかったのです。いくら元は井伊の姫だったとはいえ俗世と縁を切って長い時を過ごした身なのに、この後に及んでも当主の正室の神経を逆なでするわ、感情垂れ流しで昊天さんの槍をぶっ壊すわ。直親への思いをぐっとこらえて、しのをいたわり、誰もいないところで子供に戻ったように大泣きする、とかだったら次郎に思い入れできたかも。でもそれでは、おとわではなくなってしまうでしょうか。かと言ってしのも出来た正室ではないからなあ。
今週の直虎は好感度アップしました。いい意味であのくらい鈍感でないと、貧乏城主なんてやってられないよね。

戦国時代のゲームは色々あるけど、このドラマをゲームにするとしたら戦国経営SLG。後継がいなくなって一人残された姫様が領地経営をするといえば、まんま「パレドゥレーヌ」じゃないですか。このゲーム、恋愛エンドもあるから乙女ゲーのように見えて内容は領地経営がメインで、甘さも苦さもグロさも入った正しい意味でのお姫様シミュレーションゲームです。パレドゥレーヌの主人公には味方がいましたが、直虎は家臣との友好度を上げるところから始めないといけない。これはなかなかのハードモードですわ。