明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

映像の感想

「おちょやん」のこと

朝ドラは結構見てます。作品によって真剣に入れ込んで見るのもあれば、流し見る場合もあります。 で、「おちょやん」ですが、これは割と真剣に見てました。毒親持ちとしては、ここまでのクズ親父が出てくるドラマは、どうしても気になります。朝ドラはこと家…

精霊の守り人 最終章

最終回が終わってしまいました。はっきり言って、精霊ロスです。 バルサやチャグムだけでなく、それぞれの登場人物に見せ場があって、きれいに物語が終わったなかで、一番重かったのは帝でした。原作では古い価値観から逃れることができなかった哀れな父とい…

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。ギリギリ松の内です。 去年は、直虎の感想しか書いてませんでした。今年はもうちょっと別のことや、大河以外の見た物についても書きたいし、読んだ物の記録も残しておきたいです。 ということで、昨日見たテレビの感想。「…

おんな城主直虎/第50回 感想

終わってしまいました。たくさんのエピソードを丹念に拾った展開で心残りなく、清々しく終わりました。1回も欠かさず見続けて、本当に良かった。 自然に関する於大の方と直虎のやりとりに50回全てが凝縮されていた。最初はまず、虎松の身代わりになった名も…

おんな城主直虎/第49回 感想

前回の終わり方からして、シリアス展開になるのかと思いきや、意外なほどコメディ回。でも後味はちょっと苦かったです。 堺行きで、久しぶりに見ることのできた直虎と愉快な仲間たちの図がうれしかった。初めて行った気賀でハイテンションだった殿がよみがえ…

おんな城主直虎/第48回 感想

残りあと2回なのに、どんなふうに決着するのかわからなくなってきました。 万千代、酒癖悪い。次郎法師も相当アレだったので、これも井伊の血筋なのか。しかし社長以下、役員勢ぞろいの場でクダをまくって、たいした強心臓だな。そして全員の目の前でさらり…

おんな城主直虎/第47回 感想

これまでのあれやこれやが回収され収束し、心洗われる展開でした。今、見ている物語は大河の源流。万千代、之の字、六左。みんな井伊からこぼれ落ちた一筋の流れを本流へ運ぶ人になるんだ。 ただ一つ、兵糧攻めから味方に引き込む計画がうまくいきかけたとこ…

おんな城主直虎/第46回 感想

ただ悲しいだけで終わらなくてよかった。悲しいままだったら、次回まで待つ時間がひたすら辛かったです。 何も言わずに立ち去った直虎、姉様が帰ったと聞かされて、それも当然だと納得する瀬名様。子供の頃なら闘志をむき出しにするか、涼しい顔の裏に隠すか…

おんな城主直虎/第45回 感想

「答えを選ばれよ」寿桂尼の抑制のきいた声で、このセリフがずっと頭の中を巡っています。 この回だけ見れば、直虎も万千代もただの傍観者でしかない。でも、視聴者は10ヶ月間、良い時も辛い時も共に歩んできた直虎の目を通し、彼女の経験を踏まえた上で、全…

おんな城主直虎/第44回 感想

最近、万千代のシーンを見てるとモヤモヤします。草履番や日の本一の留守居役のあたりは、生意気だけど頑張り屋の中学生を見守るおばさんの気分でワクワクしながら見ていましたが、44回はもう辛かった。この原因はなんだろうと、日曜日からなんとなく考え続…

おんな城主直虎/第43回 感想

このドラマの中では第1回から、たくさんの人が恨みや無念を抱えて亡くなっていきましたが、43回で初めて穏やかに見送ったような気がします。 薬は井伊の物だけど、材木は他家の物だってことを未だに理解できない万千代。この点だけ見ると、本当に賢いのか不…

おんな城主直虎/第42回 感想

いいことも悪いことも、盛りだくさん。 虎松は今ごろ、すねておるやもしれんぞ、って言いながら、すねているのは和尚様。万が一あのまま、万千代の言うとおりにしてたら材木泥棒問題が再燃したわけだが、和尚様はどこまで理解しているのやら。直虎はもう、ま…

おんな城主直虎/第41回 感想

直虎が城主になった前後からの出来事がいっぺんに思い出されました。1回も逃すことなく見続けてよかった。 いつの間にかノブと打ち解けて話が弾む万福。これは紛れもなく玄蕃となつの遺伝子だ。政次もそつなく会話できるかもしれないが、初対面であんな楽し…

おんな城主直虎/第40回 感想

大人はそんなにズルくはなかったようです(和尚様を除く)。 直虎が目の前にいると中2病の発作が出るのか、虎松。殿に対してただの百姓だの、もう当主でもないくせになどと、イキがって見せた直後に家康登場。家康は直虎を井伊殿と呼び、中へ招き入れる。そ…

おんな城主直虎/第39回 感想

虎松、濃いキャラクターで遠くから見てるぶんには面白いけど、身近にいたら面倒くさいクソガキです。両親と井伊家の人々の良いところより、ダメなところのほうを多く受け継いでいるんじゃないでしょうか。これまでとこれから先の亥之助の苦労を思うと、泣け…

おんな城主直虎/第38回 感想

今度こそ叩きのめされる回になるのかとビクビクしてたら、全然そんなことなかった!どん底は34回の堀川城の惨劇だったのか。あとはもう、ただ上がるだけということでいいんでしょうか。 単身、信玄の元へ乗り込む和尚様。すごい度胸だけど、領地の安堵と家名…

おんな城主直虎/第37回 感想

軽いノリで始まったけど、どこで落とされるのか、突然惨劇モードに切り替わったらどうしよう、などとドキドキしながら見ておりました。サブタイトル「武田が来て火を放つ」ではなくて「武田が来るから火を放つ」でした。やられました。しばらくぶりに前向き…

おんな城主直虎/第36回 感想

井伊家が終わりましたが、単に直虎が不甲斐ないということではなく、究極の選択でご先祖より生きている人を優先した、と受け取りました。それはある意味、現代的な感覚かもしれないけど、僧侶で竜宮小僧という属性からすると違和感ないです。 乱世において兵…

おんな城主直虎/第35回 感想

直虎だけでなく井伊谷みな、どん底から浮上しつつある、だから「蘇りし者たち」なのね。 頭だけでも生きていてよかった。頭によって直虎の生きる気力が蘇った。鶴とおとわは正反対の性格の相棒だったけど、尼小僧さまと頭は似た者同士なんだな。感情表現がは…

おんな城主直虎/第34回 感想

井伊谷という小さな世界からはひとまず嵐は過ぎ去りましたが、外は大変なことになっています。 政次の命を最も有効に使うためには、直虎自身が直接手にかけるのがいい。碁を指すときのように理詰めで考えた結果だが、心情的には受け入れ難いことだったのね。…

おんな城主直虎/第32回 感想

先のことを考えなければ、この回だけを見れば、希望の光を見た回でした。視聴者は史実を知ってるから、あれにもこれにも死亡フラグを見てしまうけど、ドラマの中の人は、みんな揃って生きる気でいる。 小坊主な虎松がなんかすごくかわいい。次郎もそうだった…

おんな城主直虎/第31回 感想

もう怒涛の展開で、どこから感想を書いたらいいか分かりません。ただ、すごく苦しいストーリーではあるんだけど、あまり悲壮な気持ちにならないのは、井伊の家中がそろって、未来を信じてるからなんだろうな。誰も捨て鉢にならないのは殿の人柄のおかげか、…

おんな城主直虎/第30回 感想

本当にこれで直虎と愉快な仲間たちのお話は、終わってしまったのですね。 今回、一番苦しかったのは方久だった気がする。氏真から話を切り出されて、とりあえず受け入れないわけにはいかないよね。自分の商売もあるし、井伊家に奉公する前からの使用人の命と…

おんな城主直虎/第29回 感想

しのと虎松の回でした。直親にすけこまされ同盟の直虎と張り合う必要がなくなって、しのは憑き物が落ちたように感じました。 直親も先走りして墓穴を掘ったので、大丈夫か直虎と思ってたら、やはりしくじった模様。人質お願いに直虎が対面した時のしのの正論…

おんな城主直虎/第28回 感想

デスノートがまさしくデスノートでした。 今回の始まりは、未来への夢と希望が詰まった、新築祝いの場面。ムダに史実をググったりしなければ、陽気な気賀の町衆や中村屋、銭の犬の道を正しく邁進しようとする方久や、穏やかな表情の龍雲丸の様子を堪能できた…

おんな城主直虎/第26回 感想

井伊家と家臣団はなんだかんだあっても、みんな揃って同じ方向見ているし、殿のために骨身を惜しまない、という感じになって何週も経ちました。最近この安定感みたいなものに慣らされて、見終わった後に書かずにいられない衝動性が不足中です。でもその分、…

おんな城主直虎/第25回 感想

恋愛、忠義、家族愛、友情といった単純な言葉では言い尽くせない、いろんな思いが織り合わさった回でした。井伊の家中、劇中時間ではしばらくぶりの龍雲党まで、みんな同じ方向を見ている。 お寺で子供たちを相手にしている政次は見ていてホッとする。子供の…

おんな城主直虎/第24回 感想

サブタイトルにあった「さよなら」は龍雲丸やたけが井伊を去るということだけでなく、猪突猛進少女おとわとの惜別を指していたのですね。 信長の前で小物感たっぷりの豆狸・家康、いいなぁ。この人がああなってこうなって、ついに太平の世を作るのだと思うと…

おんな城主直虎/第23回 感想

先週のラストから予告を見て、これはもしかして井伊が周囲から付け入る隙を与える緒になってしまうのかも、と暗い気分だったのですが、全然そんな話ではありませんでした。今回もほのぼの回! 近藤さんに問い詰められて、直虎自爆。フォローする六左。之の字…

おんな城主直虎/第22回 感想

ラブコメ全開。もちろんそれ以外の要素もある。が、ラブコメに全部持って行かれてしまいまいました。 龍雲丸にうっかり直親を重ねてしまったのと煩悩が渾然一体となり、大変なことに。実は武家の出らしい→なぜ盗賊団の頭なのか→もしや亀と同じように出奔した…