明日の雲ゆき

最近は大河ドラマの感想ばかりです。

「おちょやん」のこと

朝ドラは結構見てます。作品によって真剣に入れ込んで見るのもあれば、流し見る場合もあります。 で、「おちょやん」ですが、これは割と真剣に見てました。毒親持ちとしては、ここまでのクズ親父が出てくるドラマは、どうしても気になります。朝ドラはこと家…

金椛国春秋シリーズ

全10巻の中華ファンタジーです。 後宮に星は宿る 金椛国春秋 (角川文庫) 作者:篠原 悠希 発売日: 2016/12/22 メディア: Kindle版 去年の暮れ、セール価格になっていた電子書籍版を1〜9巻までまとめ買い。年明けから手をつけて、読み終わって数日したところ…

麒麟がくる【感想】最終回

なんか途中でテンションガタ落ちになり、感想書くのを止めてしまったのですが、最後くらいは自分のメモとして書いておこうと思います。 このお話、室町幕府の終焉を描く群像劇というより、結局のところ承認欲求の化け物・信長の物語でした。だったら美濃編は…

麒麟がくる【感想】第23回 義輝、夏の終わりに

十兵衛のおつかい人生は、まだまだ続きます。 今回で公方様退場かと覚悟していたら、それは次回だったのですね。 しかし勇んで行った尾張では信長にてきとーにあしらわれ、藤吉郎には差を見せつけられ……さんざんの十兵衛。引きこもってたら、そりゃそうなる…

麒麟がくる【感想】第22回 京よりの使者

やっと放送再開ですね。子持ちになったというのに、いまだモラトリアム十兵衛の行く末を見守りたいと思います。 たまちゃん、未来のお義父上に抱っこされる。 近衛前久、もっと毒のあるキャラだとばかり思っていた。が、多面的で毒気もありながら、いい感じ…

麒麟がくる【感想】第21回 決戦! 桶狭間

どこまでも褒められたい子供、な信長か……。で、帰蝶はいっぱい褒めてくれる母上だったのか。いや、いくらかは母親の役割を無意識のうちに求めてるんだろうな、とは思ってたよ。だが、ああ当人の口からはっきり言われてしまうと、なんか胸が痛いよ。奥さんに…

麒麟がくる【感想】第20回 家康への文

時代が変わろうとしているのに、前回から明智家の当主はなんにもしてなかったんか。赤ちゃんは生後数ヶ月という感じなので、1年くらいはたってると思われます。京で義龍から「どうしたいのか」と問われたのにな。 妻子と母上と従兄弟に使用人もいるのに、ほ…

麒麟がくる【感想】第19回 信長を暗殺せよ

京に行けばモテモテな十兵衛を狂言回しにして、前回から2年経った世の中を見せるお話でした。 手段を誤った信長、完膚なきまでに母上の愛を失う。家族思いのようでいて、実のところ自分の気持ちにしか関心ないのかも。これで帰蝶とたった二人だけの家族か。…

麒麟がくる【感想】第18回 越前へ

サブタイトルは越前だし、朝倉義景が曲者っぽくて好きだなぁ、と思ってたら、またしても織田家に持ってかれたです。 駒ちゃんの命の恩人は、やはり十兵衛の父上でした。明智家に関することは王道を外さないというか、良い感じで予定調和。煕子さまともわりと…

麒麟がくる【感想】第17回 長良川の対決

今回も目一杯、高政を擁護しております。映像は美しく感動的だったのですが、ところどころツッコミ入れたい。まあこれは、野暮な行為なんだと思う。エンターテイメントとして素直に道三のかっこよさや息子との一騎打ちに燃えるのが、正しいのは分かってるけ…

麒麟がくる【感想】第16回 大きな国

「夢はでっかく」な父と「足元から一歩づつ」な息子。父のキャラ、インパクトが大きく、確かにクールなダークヒーローですが、どうにも腑に落ちないものが積もりに積もっております。 光安領地替えって別に悪い話ではないはずなんですが、「十兵衛に兄から受…

麒麟がくる【感想】第15回 道三、我が父に非ず

十兵衛が事態の悪化を止めるラストチャンスを持ってきてくれたのに、自分でぶち壊した道三。今や私怨にまみれているのは息子ではなく、父の方です。 孫四郎やっと正室腹の男子が出てきたが、守護代の器ではなさそう。理屈は並べていたけど、孫四郎のアドバン…

麒麟がくる【感想】第14回 聖徳寺の会見

斎藤さんちはもう取り返しのつかないレベルで、ぶっ壊れてしまいましたね。第1回から振り返ってみると、やっぱり父上が無自覚でいろいろダメにしてると思う。新し物好きで大した戦略家かもしれないが、国を治める政治家ではないのでしょう。 信長を待ってい…

麒麟がくる【感想】第13回 帰蝶のはかりごと

なんかあっさりと土岐頼芸が退場しちゃいました。前回で道三が戦だなんだと煽るから、時間をかけるのだと勝手に思い込んでいたんだな。サブタイトルを見れば、どこに重点がおかれているのかはっきりしてましたね。 十兵衛、面と向かって「殿は嫌い」と言って…

麒麟がくる【感想】第12回 十兵衛の嫁

取り留めもなくてんこ盛りのようでいて、振り返ってみると織田、斎藤、明智が入れ替わり立ち替わり描かれて、どれも家族の話であるという統一感。歴史は進んでいないけれど、家族関係はそれぞれの家によって良い方にも悪い方にも変わっていきます。 衰弱した…

リアル世界に里見内閣総理大臣臨時代理がいたら

里見さんは、あのシン・ゴジラで貧乏くじひいて首相代理になった人です。なんか頼りなさそうだけど、マイペースで人情味があって、なんだかんだとぼやきながらゴジラへの核攻撃を許可する役割も引き受けました。もし許可したら、全国民から恨まれるのは承知…

麒麟がくる【感想】第11回 将軍の涙

毎度おなじみの十兵衛くんのお使いクエスト。今回が最難関だったんじゃないでしょうか。 人質交換の場面。信広は良くも悪くも普通の人かな、と思いました。竹千代はやっぱり父死亡で覚醒した気がします。 今川義元と対面して、いつ三河へ帰れるのかとストレ…

麒麟がくる【感想】第10回 ひとりぼっちの若君

サブタイトルは信長、竹千代の二人を指しているんですね。そして二人ともすでに化け物感を漂わせております。 伊呂波太夫がやっと登場しました。諸国に顔が広いのね。 駒ちゃんの命の恩人はやっぱり、明智家の人でした。お約束の展開ですね。 織田信広が今川…

麒麟がくる【感想】第9回 信長の失敗

信長のうつけ度合が強烈でした。比叡山を焼き払うのも、寧さまに慰めのお手紙書くのも、このキャラなら一人の人間がとる行動として、納得です。直虎版の、周囲が忖度せずにはいられない権力者でありつつ、家康にうきうき茶碗のプレゼントも両立できる人物像…

麒麟がくる【感想】第8回 同盟のゆくえ

高政といい十兵衛といい、若者がおじさんたちにいいように掻き回されて気の毒だ、と思うばかりでした。 和議について、高政の理屈(今川と織田本家を敵にすることになる)は間違っちゃいないんだから、話し合いや説得のときはきちんと問題を切り分けて、冷静…

麒麟がくる【感想】第7回 帰蝶の願い

十兵衛くんが板挟みどころか、四方からプレッシャー受けながらもがんばる回。絵面としては地味だけど、京で主人公無双状態の前回より、こっちの方がおもしろかったです。 母上は囲碁がお強いのですね。かっこいい。 帰蝶は自分の本心はそれはそれとして、2…

麒麟がくる【感想】第6回 三好長慶襲撃計画

十兵衛が計画を知って即座に行動、あっという間に敵を潰して、と怒涛の展開でした。襲撃計画のドロドロはほとんどなく、細川藤孝や公方さまと縁を繋ぐことがポイントだったみたいですね。 伊平次、やっぱり良いヤツだ。居場所が幕府側にもバレるリスクを取っ…

麒麟がくる【感想】第5回 伊平次を探せ

十兵衛くん2度目の長期出張の巻。サブタイトルが「探せ」となってる割に、本当に探したのは国友村のところだけでした。ちょっと物事が都合よく運びすぎる気もしたけど、街中を彷徨うなどして経験値を貯める過程を出しても、冗長になるだけかな。 十兵衛から…

iPad修行中

去年iPad airを買いました。同人誌を作る予定もなければ、どこまで気合い入れてお絵描きできるかもわからなかったので、Proは贅沢だろうとairにしました。 お絵描きアプリは、スッキリ画面デザインの、アイビスペイントとProcreateを入れてます。中高生御用…

麒麟がくる【感想】第4回 尾張潜入指令

東庵先生が道三との交渉場面から厄介な人ってことがわかり、菊丸の正体がうっすら見えてきました。曲者キャラがいっぱい出てくるのはうれしいです。 これまでに相当危ない橋渡ってきてるよね、東庵先生。大した胆力だ。キャストビジュアルが発表されたときか…

麒麟がくる【感想】第3回 美濃の国

斎藤さんちがイヤすぎる。明智さんのお宅がほのぼのとしているので、余計にしんどいです。正室の影が薄いのは、体調がすぐれないからでしょうか。 51回も十兵衛くんが帰蝶さまにすごろくで負けた話。最初は年下のいとこに手加減してあげたのが、だんだん帰蝶…

麒麟がくる 第2回 道三の罠

2回目でこんな手の込んだ戦シーンがあるとは。このクオリティ(というか費用のかけ方)で最終回までいけるのか、下世話なことが心配になります。 光秀、おつかいをやり遂げて地元に戻ってきて、しかしおうちに帰り着く前に戦が始まってしまうのね。出張から…

麒麟がくる 第1回 光秀、西へ

ひさしぶりに感想書きたくなりました。 戦闘シーンからはじまって、主人公がはじめて外の世界と直に接して、タイトル回収と勢いのある展開でした。 「おんな城主直虎」や「平清盛」のように子供時代がストーリー上、重要なら子役の話が長くても良い。けど、…

精霊の守り人 最終章

最終回が終わってしまいました。はっきり言って、精霊ロスです。 バルサやチャグムだけでなく、それぞれの登場人物に見せ場があって、きれいに物語が終わったなかで、一番重かったのは帝でした。原作では古い価値観から逃れることができなかった哀れな父とい…

のぼうの城【読了】

のぼうの城 上下巻セット (小学館文庫) 発売日: 2010/10/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る いまだに脳内が「おんな城主 直虎」に支配されているので、戦国時代の話に手が伸びました。 史実ベースだけど、あまり難しいことは考えず、勢いで読み…